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リハビリテーション

後遺症をもったまま生きていけるようにする


脳出血では、今まで元気だった人が急に発病し、からだにさまざまな後遺症が残る病気です。その後遺症をもったままいかに人間らしく生きるかが、リハビリテーションです。脳出血のリハビリテーションは、病気が起こった直後の急性期と、状態が安定してきたときの回復期で、やや内容が異なります。

急性期のリハビリテーション

発病後すぐのリハビリテーションでは、以下のようなことが行われます。

リハビリテーション 内容
理学療法 筋力の強化や関節の動く範囲の拡大、起き上がる・歩くといった基本的な動作の回復を図るため、理学療法士の手助けによって手足を動かしたり、良いほうの手で麻痺側を動かしたりします。
家族が勝手に行うことは避け、必ず理学療法士の指示のもと行って下さい。
言語リハビリテーション 有効なコミュニケーション手段を確保し、日々の生活における不自由とストレスの軽減を図ります。そして、言語聴覚士によって症状に対する訓練が行われます。
家族が患者に話しかけるときには、少し大きめの声ではっきりした口調で話しかけます。内容は短めに簡潔にしましょう。「ハイ」「イイエ」の反応を引き出すのもいいでしょう。ジェスチャーも交えるとなおいいでしょう。

回復期のリハビリテーション

からだの状態が落ち着き、車椅子もしばらく利用できるようになると、本格的な訓練が行われます。代表的には、以下のようなものがあります。

リハビリテーション 内容
日常生活動作の訓練 寝返り、起き上がり、座位での移動、車椅子の操作、歩行訓練、階段の昇降訓練、食事、更衣、入浴といった日常動作の訓練を行います。
失行や失認の訓練 目的の行為が何であるか理解しているのに行えない失行や視覚、聴覚など障害がないのに対象の認知ができない失認などに対してリハビリテーションを行います。これには損なわれた機能そのものを改善し、残っている機能を活用して新たな工夫して身につけていく訓練が行われます。
言語の訓練 失語症には、障害された機能の改善をはかることと、残された機能を利用してコミュニケーション能力を向上させることが行われます。
方法としては、適切な刺激を与えて反応を引き出す「刺激・促通法」や言語以外の手段も含めたコミュニケーションを手段を使って相互に知らない内容を伝え合う「コミュニケーション能力促進法」などがあります。

上記のようなリハビリテーションに対しては、あせりは禁物です。明るい気持ちを失わずに患者さんを支えてあげるようにしてください。

家庭でのリハビリテーション

退院してから、家庭に戻ってもリハビリは大切です。家庭に戻ると、強制力がはたらかず、かえって寝たきりになってしまうこともあるので、注意してリハビリを習慣づけしていきましょう。最初は軽いものからでOKです。なお、障害が重い場合で介護が必要なときは、医師や看護師、介護士などの医療スタッフに助言を求めましょう。介護の方法などについてイラスト付きで詳しく見たい方は、参考書籍にあるリハビリ本がオススメです。

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